2025/09/11
コラム
クラウドPBXの費用を徹底比較|料金相場とコスト削減を実現する選び方
「クラウドPBXでコスト削減できると聞いたけど、具体的にどのくらいの費用がかかるの?」 「たくさんサービスがあるけど、自社に合った料金プランの選び方がわからない…」
クラウドPBXは、テレワークの推進やコスト削減の切り札として注目される一方、その料金体系は複雑で、費用面での不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クラウドPBX「Dream Cloud PBX」を提供する株式会社ドリームソリューションが、導入にかかる初期費用・月額料金・通話料の相場を、企業規模別の料金シミュレーションも交えながら、網羅的に解説します 。
さらに、単なる価格比較に留まらず、「従来のビジネスフォンとの具体的なコスト比較」や、「失敗しないための選び方」まで、専門家の視点で深く掘り下げます。この記事を最後まで読めば、あなたの会社に最適なクラウドPBXを見つけ、コスト削減と業務効率化を実現するための具体的な道筋が明確になるでしょう。
クラウドPBXの費用内訳と料金体系
クラウドPBXの費用は、主に「初期費用」「月額料金」「通話料」の3つで構成されます。それぞれの相場と内容を理解することが、予算策定の第一歩です。
初期費用
システムを導入する際に一度だけかかる費用です。
- 内容:アカウント発行手数料、システムの基本設定費、導入コンサルティング費用などが含まれます 。社内にアダプターやVoIPゲートウェイといった機器を設置する「機器設置型」の場合は、その機器代も加わります。
- 費用相場:機器設置が不要な「完全クラウド型」であれば1万円〜5万円程度が一般的です。機器設置型の場合は3万円〜10万円以上になることもありますが、いずれも数十万円以上かかる従来のビジネスフォンに比べると大幅に安価です。
月額料金
毎月継続的に発生する費用で、サービスの心臓部です。料金体系は主に2種類あります。
- 固定料金制: 毎月決まった料金を支払うプランです。利用できる機能や同時通話数(チャネル数)に応じて、複数のプランが用意されています。予算管理がしやすく、利用量が多い場合でも費用が膨らまないのがメリットです。
- 従量課金制: 基本料金に加えて、利用するアカウント数(ID数)やオプション機能に応じて料金が加算されるプランです。利用頻度が月によって変動する場合や、スモールスタートしたい場合に無駄なコストを抑えられます。
- 費用相場:1アカウント(ID)あたり1,000円~1,500円前後が相場です。これに基本料金が数千円加わるプランが主流です。
通話料
実際に電話をかけた時間に応じて発生する費用です。
- 費用相場:
- 固定電話宛:3分8.8円前後
- 携帯電話宛:1分16円前後
- ポイント:社員同士や拠点間の内線通話は無料です 。また、従来のビジネスフォンのように距離によって料金が変わらず、全国一律料金である点も大きなメリットです。
【企業規模別】クラウドPBXの料金相場
ここでは、企業規模別に初期費用と月額料金の相場をシミュレーションします。
(注:あくまで一般的な目安であり、利用する機能や通話量によって変動します)
従業員50名規模の料金相場
- 初期費用目安:2万円~5万円
- 月額料金目安:3万円~8万円
- 解説:標準的な機能に加え、IVR(自動音声応答)や通話録音などのオプションを利用するケースも多く、料金に幅が出ます 。IP電話機を導入する場合は、別途購入費用が必要です。
従業員100名規模の料金相場
- 初期費用目安:5万円~10万円
- 月額料金目安:5万円~15万円
- 解説:従業員数が増えるにつれて、同時通話数や内線数も増えるため、基本料金が高くなる傾向があります。複数拠点を持つ場合は、拠点ごとの設定費用も確認しましょう。
従業員200名規模の料金相場
- 初期費用目安:10万円以上
- 月額料金目安:10万円~30万円以上
- 解説:大規模な企業では、高度な機能やカスタマイズされたサービスを必要とする場合が多く、それに応じて料金も高額になります。
なぜ安い?従来のビジネスフォンとのコスト比較
「クラウドPBXは安い」と言われる理由を、具体的なコスト比較で見ていきましょう。
項目 | 従来のビジネスフォン(10名規模) | クラウドPBX(10名規模) | 差額 |
初期費用<br>(主装置+電話機+工事費) | 約400,000円 | 約30,000円<br>(社員のスマホ利用時) | -370,000円 |
5年間の総額 | 約1,300,000円 | 約750,000円 | -550,000円 |
クラウドPBXが安い理由は明確です。
- 高価な主装置や専用電話機が不要
- 大掛かりな配線工事が不要
- 機器の保守・メンテナンス費用が不要
- 拠点間や社員間の内線通話が無料
- 外出先への転送コストが無料
これらの要因により、導入時も運用時も大幅なコスト削減が実現できるのです。
【重要】失敗しないための選び方と比較ポイント
費用だけでなく、自社の業務に本当にマッチしたサービスを選ぶことが成功の鍵です。以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。
1. 必要な機能が搭載されているか確認する
価格だけで選び、自社に必要な機能がなければ本末転倒です。
- 既存の電話番号は引き継げるか? 番号ポータビリティの可否は最重要チェック項目です。「Dream Cloud PBX」では0120番号の引継ぎは可能ですが、市外局番は新規発行となるなど、サービス毎に規定が異なります 。
- 必要なオプション機能はあるか? IVR、通話録音、モニタリング機能など、業務効率化に必要な機能を確認しましょう 。例えば「Dream Cloud PBX」では、モニタリング機能は標準搭載ですが、IVRや録音はオプションとなっています 。
- セキュリティ対策は万全か? 通信の暗話化やアクセス制限など、企業の情報を守るためのセキュリティ機能は必ず比較検討してください。
2. トータルコストは予算内であるか確認する
初期費用と月額基本料だけでなく、オプション料金や通話料も含めた「年間のトータルコスト」で比較しましょう。複数のサービスから見積もりを取り、自社の利用状況に最も合った料金プランを選ぶことが重要です。
3. 音質や使用感を「無料トライアル」で試す
スペック上では分からない音質やアプリの操作感は、導入失敗の大きな原因になります。契約前には必ず無料トライアルを実施しているサービスを利用し、実際の業務環境でテストしましょう。オフィスだけでなく、外回りやテレワークのスタッフにも試してもらうことで、全社的に快適に使えるかを確認できます。
高品質・低コストなクラウドPBXなら「Dream Cloud PBX」
数あるサービスの中から、自社に最適なクラウドPBXを探すのは大変な作業です。ここでは、株式会社ドリームソリューションが提供する「Dream Cloud PBX」について、その特徴と料金体系をご紹介します 。

「Dream Cloud PBX」の主な特徴とメリット
- 工事不要、最短5営業日で導入可能 インターネット環境さえあれば、高価なビジネスフォンを設置する必要はありません 。大掛かりな工事も不要で、お申し込みから最短5営業日でのスピード納品が可能です 。
- 豊富な機能とWeb上での簡単な設定変更 内線通話やグループ着信、モニタリング機能といった基本機能は標準搭載 。さらにIVRや通話録音などの高度な機能もオプションで追加可能です 。各種設定はWeb上の管理画面から即時反映でき、設定変更のための費用や納期はかかりません 。
- 場所を選ばない柔軟な働き方を実現 PCやスマートフォンがあれば、在宅勤務や外出先でも会社の番号で発着信が可能です 。海外拠点との内線通話も無料となり、グローバルな事業展開にも対応します 。
「Dream Cloud PBX」の料金体系
透明性の高い料金体系で、安心してご利用いただけます。
- 初期費用 アカウント発行費用として一式20,000円から。オプション追加も1つ3,000円からと、低コストでスタートできます 。
- 月額基本料 電話番号の利用料は1番号あたり200円から 。内線利用料は1内線あたり900円、最大同時通話数(チャネル)は1チャネルあたり1,500円と、事業規模に合わせて無駄なくプランを組むことが可能です 。
- 通話料 お客様の現在の利用状況をヒアリングした上で、事務用・営業用など、目的に合わせた最適な通話料プランをご提案します 。
まとめ
クラウドPBXの費用相場から、失敗しない選び方、おすすめのサービスまでを網羅的に解説しました。
- クラウドPBXの費用は「初期費用」「月額料金」「通話料」で構成され、従来のビジネスフォンより大幅に安価です。
- 失敗しないためには、「機能」「トータルコスト」「無料トライアル」の3つのポイントで慎重に選ぶことが重要。
- 自社に合ったサービスを選べば、コスト削減と業務効率化を両立できる。
クラウドPBXは、企業のコミュニケーション環境を革新し、ビジネスの成長を加速させる強力なツールです。この記事が、あなたの会社に最適なクラウドPBXを見つけるための一助となれば幸いです。
株式会社ドリームソリューションでは、本記事で解説した「Dream Cloud PBX」に関するご相談から、具体的な費用対効果のシミュレーションまで、専門家が無料でサポートいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。