2025/09/11
IP電話サービス
クラウドPBXの中小企業向け活用法|メリット・費用・選び方を徹底解説
「会社の電話コストが高い…」 「少人数だから、外出すると電話番がいなくて機会を逃している…」 「テレワークを導入したいけど、会社の電話はどうすればいい?」
もし、このような悩みを抱えている中小企業の経営者や担当者様がいらっしゃるなら、クラウドPBXがその解決策になるかもしれません。
この記事では、中小企業の通信環境改善で豊富な実績を持つ株式会社ドリームソリューションが、弊社のクラウドPBX「Dream Cloud PBX」を例に挙げながら、中小企業に特化したクラウドPBXのメリットや活用法を徹底解説します。この記事を読めば、あなたの会社に最適な電話環境を見つけるための全てがわかります。
中小企業にこそクラウドPBXがおすすめな7つの理由(メリット)
クラウドPBXはあらゆる企業にメリットがありますが、特にリソースが限られる中小企業こそ、その恩恵を最大限に受けることができます。
1. 高額な初期投資が不要になり、キャッシュフローが改善する
中小企業にとって、数十万円にもなるビジネスフォンの導入費用は大きな負担です。クラウドPBXなら、高価な主装置(PBX)の購入や大掛かりな配線工事が不要なため、初期費用を数万円程度に抑えることが可能です。貴重な事業資金を、広告宣伝や人材採用など、他の成長分野に投資できます。
2. 月額費用がリーズナブルで、通話コストも削減できる
クラウドPBXの月額料金は、1アカウントあたり数百円から数千円で利用できるプランが主流です。また、外出中の社員や離れた拠点(支店など)で働く社員同士でも無料の内線通話が可能になるため、これまでかかっていた外線通話のコストを大幅に削減できます。
3. 工事不要ですぐに導入でき、事業スピードを止めない
従来のビジネスフォン工事では、電話が不通になる時間が発生し、業務に支障が出ることがありました。クラウドPBXはインターネット環境さえあれば工事不要で、サービスによっては、最短5営業日でのスピード導入も可能です 。ビジネスのスピードを止めずに、電話環境を刷新できます。
4. 少人数でも電話を取りこぼさず、機会損失を防ぐ
社長も営業も外出しがちな少人数の事務所では、「事務所が不在で電話に出られなかった」という事態が大きな機会損失に繋がります。「Dream Cloud PBX」のようなサービスなら、事務所への着信を全社員のスマートフォンで受けられるほか、不在着信があったことをメールでリアルタイムに通知する機能もあり、大切なビジネスチャンスを逃しません 。
5. 事業の成長に合わせて、電話機の台数を柔軟に増減できる
事業の成長や繁忙期に合わせて従業員が増減する際、従来のビジネスフォンではPBXの買い替えや工事が必要でした。クラウドPBXなら、Web上の管理画面からアカウントを追加・削除するだけで、利用台数をいつでも自由に変更できます。常に最適なコストで運用可能です。
6. スマホの紛失・盗難による情報漏洩リスクを低減できる
社員個人のスマートフォンで会社の電話を受ける場合、端末内に顧客の電話帳データを保存する必要がありません。クラウド上の電話帳を利用するため、万が一スマートフォンを紛失・盗難されても、顧客情報が流出するリスクを大幅に低減できます。
7. 機器の保守・メンテナンスから解放される
社内に物理的な機器を置かないため、PBXの故障や不具合、法定耐用年数を気にする必要がありません。システムの保守やアップデートはすべてサービス提供者が行います。「Dream Cloud PBX」のように、機能の追加や設定変更もWeb上の管理画面から即座に反映できるため、専門知識を持つ担当者がいなくても安心です 。
【すぐわかる】中小企業でのクラウドPBX活用法3選!
機能が豊富でも、自社でどう使えるかイメージできなければ意味がありません。中小企業で特に効果的な活用法を3つご紹介します。
活用法①:少人数の事務所で「不在時の電話番」として
社長と社員数名といった事務所では、全員が外出すると電話対応ができなくなります。クラウドPBXを導入すれば、事務所への代表番号宛の着信を、外出中の社長や社員のスマートフォンで直接受けられます。折り返す際も、個人の携帯番号ではなく、会社の代表番号で発信できるため、顧客に安心感を与えられます。
活用法②:テレワーク導入・複数店舗間の連絡用として
テレワークを導入したいが、電話対応のために誰かが出社しなければならない、という課題もクラウドPBXなら解決できます。自宅で働く従業員も、オフィスにいるのと同じように会社の電話を使えます。また、飲食店や小売店など複数店舗を運営する場合、店舗間の連絡がすべて無料の内線通話になるため、日々の通信コストを大きく削減できます。
活用法③:小規模なコールセンター・お客様窓口として
本格的なコールセンターシステムは高価で導入が難しいですが、クラウドPBXなら安価に高機能な電話窓口を構築できます。例えば「Dream Cloud PBX」なら、着信時に顧客情報がPC画面に表示されるCTI機能はもちろん、管理者が通話をリアルタイムで確認し小声で助言できるモニタリング・ウィスパリング機能 や、IVR(自動音声応答) 、通話録音機能 といった本格的なコールセンター機能を、必要な分だけオプションで追加できます。
中小企業の担当者からよくある質問と回答(FAQ)
私たちが多くの中小企業様からいただく、リアルな質問とその回答をまとめました。
Q1:今の会社の電話番号はそのまま使えるの?
A:クラウドPBXの種類によりますが、引き継げるケースも多いです。 現在お使いの電話番号がNTTで発行されたものであれば、多くの場合、番号ポータビリティ制度を利用してそのまま引き継ぐことが可能です。ただし、サービスごとに規定が異なるため、事前の確認が不可欠です。例えば「Dream Cloud PBX」では、0120や0800番号であれば番号の引き継ぎが可能ですが、市外局番(03番号など)は基本的に新規発行となります 。
Q2:社員個人のスマホに、会社の電話が全部かかってきたら困るんだけど…
A:心配ありません。鳴らす電話を選ぶことができます。 クラウドPBXでは、「会社の代表番号への着信はAさんとBさんのスマホだけを鳴らす」「部署の直通番号はCさんのPCだけを鳴らす」といった、柔軟な着信グループ設定が可能です。また、アプリのログイン・ログアウトや設定で、勤務時間外は着信しないようにすることも簡単にできます。
Q3:インターネット電話って、音質は本当に大丈夫?
A:品質の高いサービスを選び、安定したネット環境を整えれば問題ありません。 技術の進歩により、現在のクラウドPBXの音質は大幅に向上しました。「Dream Cloud PBX」でも有線でのインターネット接続を推奨しているように 、安定した光回線を導入すれば、従来のビジネスフォンと遜色ないクリアな音質で通話できます。
Q4:今使っているビジネスフォンは、もったいないから併用できないの?
A:技術的には可能ですが、おすすめはしません。 既存のビジネスフォンとクラウドPBXを併用すると、システムが複雑になるだけでなく、両者間の通話が外線扱いになり、無料の内線通話という大きなメリットが失われてしまいます。使い慣れた置き型の電話機が必要な場合は、クラウドPBXに対応した「SIPフォン」(LANケーブルを挿すタイプの電話機)を導入するのがおすすめです。
中小企業がクラウドPBXを導入する際の費用相場と選び方
メリットを理解したら、次に気になるのは費用でしょう。
費用相場
- 初期費用:1万円~5万円前後(工事不要のため)
- 月額料金:1アカウントあたり数百円~数千円 + 基本料金
- 10名規模の企業の場合、月額合計で4,000円~15,000円程度が目安です。
- 通話料:国内の固定電話へは3分8円前後、携帯電話へは1分16円前後が相場です。
参考として、「Dream Cloud PBX」の料金体系をご紹介します。初期費用はアカウント発行費用として20,000円から、月額料金は番号利用料(200円~)、内線利用料(900円~)、同時通話数(1,500円~)などを組み合わせる形となり、事業規模に合わせて無駄なくプランを設計できます 。

選び方のポイント
- 豊富な実績があるか: 実績の多いサービスは、長年の技術開発により音質が安定している傾向があります。
- ネットワークの設置にも対応しているか: クラウドPBXはインターネット環境が命です。電話だけでなく、オフィスのネットワーク全体を相談できる業者だと安心です。
- トラブル時に手厚いサポートが受けられるか: 万が一の不調の際に、迅速に対応してくれるサポート体制があるかは非常に重要です。
まとめ
クラウドPBXは、その利便性とコストパフォーマンスの高さから、あらゆる企業におすすめですが、中でもリソースが限られる中小企業こそ、そのメリットを最大限に活用できると言えます。
- 高額な初期費用や工事が不要で、キャッシュフローを圧迫しない。
- 外出やテレワーク中でも電話を取りこぼさず、機会損失を防ぐ。
- 事業の成長に合わせて柔軟に規模を変更でき、無駄なコストがかからない。
これらは、中小企業が抱える多くの課題を解決し、ビジネスの成長を後押しする大きな力となります。
クラウドPBXの導入を具体的に検討している、あるいは自社のケースではどうなのか詳しく知りたいという方は、ぜひ一度、中小企業の通信環境改善で豊富な実績を持つ私たち株式会社ドリームソリューションにご相談ください。弊社の「Dream Cloud PBX」が、貴社の課題をどのように解決できるか、具体的なご提案をさせていただきます。