2017/05/10
テレアポ・電話営業のノウハウ
テレアポに付きもの:口コミによる風評被害の対策
アウトバウンドによる不特定多数へテレアポをしていますと、どうしても嫌な書き込みがされがちです。
- アポインターがしつこい、電話を切らせてくれない
- アポインターが何を言っているのか分からない
- 怪しい
- この会社、詐欺です
- 1日に何度も電話をかけてくる
【テレアポをすればするほど増える風評被害】
アウトバウンドは違った目線でみればしつこい電話営業です。会社の規模が大きければ大きいほどテレアポをするアポインターの人数もアポイントの回数も多いので、書き込みをされる確率も高くなります。 インターネットが普及する前なら鳴った電話にはすぐに出ますが、昨今は知らない電話番号からの着信には出ないで番号をインターネットで調べるなど、ユーザーが警戒心を強めているのも事実です。【「信用」を検索、口コミする時代】
また、まったく知らない会社からの急な電話勧誘で「はい、買います」などと即決することはなかなかありえません。 インターネットが普及したこの時代だからこそ、購入に至るまで「検索して調べてから検討する」ことは当たり前になっています。- まず、その会社の概要を調べる
- 商品についての評判を調べる
- 同じ商品があれば価格を比較してみる
【風評被害を甘く見ると大きな実害になることも】
案内した商品がよい商品で価格も安くても、販売の一歩手前で、インターネットの会社に対する評判の書き込みが原因でキャンセルなんてこともあり得えます。 インターネットの書き込みへの影響として、- インターネットからの購入激減
- 取引先からの信頼失墜
- 面接の辞退や内定の辞退
【風評被害はユーザーの口コミだけではない!】
この風評被害はユーザーによるものに限りません。例えば、コールセンターで雇っている従業員が普段言えない不満や愚痴を匿名掲示板などに書き込むこともあります。 書いている本人は匿名ですが、企業名などは出ている場合が多いので、これも検索すると出てきてしまい、企業の評判の低下につながってしまいます。【風評被害を前向きに捉える】
ここまで読んで、ちょっと怖くなってしまった方もいるかもしれません。しかし、テレアポによる風評被害はゼロにはできませんので、ここで怯んでしまったらいけません。 会社の評判を検索して出てきた情報から、冒頭に並べたような書き込みなどが出てくる場合があります。 実はこれが改善のチャンスなのです。 例えば、以下のような考え方があります。- 「営業時間外に電話をかけてきて迷惑」という書き込みがあった もしかしたら営業成績のために時間を構わず電話をかけてしまうアポインターがいるかもしれない
- 「何を言ってるのか分からない」という書き込みがあった トークスクリプトが分かりづらい、アポインターが早口過ぎたなどの問題かもしれない