2026/01/17
ひかりクラウドPBXとは?導入メリット・デメリット・料金体系・秒課金で通話料の無駄を省く方法
「会社の電話、もっと柔軟に、もっと賢く使えませんか?」
テレワークの普及や働き方の多様化により、オフィスにいなくても会社の代表番号でスムーズに電話応対できる環境が求められています。しかし、従来のビジネスフォンやPBXは、初期費用や維持コストが高く、場所の制約も少なくありません。
そんな課題を解決するサービスとして注目されているのが、NTT東日本・西日本が提供する「ひかりクラウドPBX」です。この記事では、「ひかりクラウドPBX」がどのようなサービスなのか、スマートフォンを内線化できる仕組み、導入によるコスト削減効果、料金体系、そしてメリット・デメリットまで、中小企業の経営者様や担当者様が知りたい情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、「ひかりクラウドPBX」が自社のビジネスに最適かどうか、具体的なイメージを持っていただけるはずです。
ひかりクラウドPBXとは?NTTが提供するクラウド型ビジネスフォン
「ひかりクラウドPBX」は、NTT東日本・西日本が提供する革新的なクラウド型ビジネスフォンサービスです。従来のビジネスフォンシステムでは、オフィス内にPBX(構内交換機)と呼ばれる専用機器を設置する必要がありましたが、「ひかりクラウドPBX」ではこのPBX機能をNTTのクラウド上に構築します。これにより、お客様は高額な機器の購入や設置スペースの確保が不要となり、大幅なコスト削減と運用の柔軟性を実現できます。
ひかりクラウドPBXの基本機能と仕組み
ひかりクラウドPBXの最大の特徴は、PBX機能がクラウド上にあるため、インターネット回線を通じて様々な端末を内線として利用できる点です。特に、お手持ちのスマートフォンに専用アプリをインストールするだけで、会社の代表番号での発着信や内線通話が可能になります。
従来のオンプレミス型PBXが、物理的な機器と配線によってオフィス内でのみ機能していたのに対し、ひかりクラウドPBXはインターネット環境があればどこからでも会社の電話システムにアクセスできます。これにより、オフィスだけでなく、外出先や自宅でのテレワーク環境でも、社員同士の内線通話や会社代表番号での顧客対応がスムーズに行えるようになります。初期費用やメンテナンスの手間を軽減しつつ、場所にとらわれない新しい働き方を支援するサービスと言えるでしょう。
ひかりクラウドPBXの5つのメリット
ひかりクラウドPBXを導入することで、企業は従来の電話システムが抱えていた様々な課題を解決し、業務効率化やコスト削減を実現できます。ここでは、その具体的なメリットを5つご紹介します。
スマートフォンを内線端末として利用可能
ひかりクラウドPBXの最大のメリットの一つは、従業員が普段利用しているスマートフォンを内線端末として活用できる点です。専用のアプリをインストールするだけで、個人のスマートフォンが会社のビジネスフォンとして機能します。これにより、外出先や自宅からでも会社の代表番号で発着信が可能となり、ビジネスチャンスを逃しません。さらに、スマートフォン間の内線通話は無料となるため、拠点間の通話コスト削減にも大きく貢献します。
場所を選ばずに会社の代表番号で発着信
インターネット環境さえあれば、オフィスにいるかのように会社の代表番号で電話をかけたり受けたりできます。これは、テレワークや在宅勤務を導入している企業にとって非常に大きなメリットです。従業員はオフィス以外の場所でも、会社の電話対応をスムーズに行うことができ、顧客からの重要な連絡を見逃す心配もありません。柔軟な働き方を実現し、業務の継続性を高める上で不可欠な機能と言えるでしょう。
導入・運用コストを大幅削減
従来のビジネスフォンシステムでは、高価なPBX機器の購入費用や設置工事費、定期的な保守費用など、多くの初期費用と運用コストがかかっていました。しかし、ひかりクラウドPBXはPBX機能をクラウド上で提供するため、オフィス内に専用機器を設置する必要がありません。これにより、初期費用や設置工事費を大幅に削減できるだけでなく、機器のメンテナンスや管理といった運用負担も軽減されます。結果として、企業のITコスト全体を最適化することが可能です。
安定した通話品質
ひかりクラウドPBXは、NTTが提供する「ひかり電話通信」のネットワークを利用しています。このNTTが持つ強固なインフラ基盤と高品質な音声技術により、他のクラウドPBXと比較しても通話品質が非常に安定している傾向にあります。ビジネスにおいてクリアな通話は信頼性や業務効率に直結するため、安定した通話品質は重要な選択基準となるでしょう。
拠点間の内線通話もスムーズに
複数の拠点を持つ企業にとって、拠点間の内線通話は重要なコミュニケーション手段です。従来のビジネスフォンシステムでは、拠点ごとにPBXを設置したり、専用回線を引いたりする必要があり、コストや管理の手間がかかっていました。ひかりクラウドPBXであれば、各拠点の電話システムを一元的にクラウド上で管理できるため、拠点間の内線通話もスムーズかつ無料で行うことができます。これにより、企業全体のコミュニケーションが活性化し、業務効率の向上にもつながります。
ひかりクラウドPBXの料金体系
ひかりクラウドPBXの料金体系は、主に利用するID数(内線端末数)と同時接続数(同時に通話できる回線数)によって変動します。自社の規模や利用状況に合わせて最適なプランを選ぶことで、コストを抑えながら効率的な電話環境を構築できます。ここでは、具体的なプランとID単価、初期費用やオプション料金について詳しく解説します。
プランとID単価
ひかりクラウドPBXの月額料金は、契約するID数と同時に通話できるチャネル数によって決まります。例えば、代表的なプランとして「10IDパック」があり、月額11,000円(税込)で10IDと10チャネルを利用できます。これは、最大10台の端末を内線として利用でき、同時に10人が通話できることを意味します。
ID数が増えるほど、1IDあたりの単価は割安になる傾向があります。例えば、31ID以上を契約する場合は、1IDあたり月額660円(税込)となり、大規模な企業ほどコスト効率が良くなります。
簡易的な料金シミュレーションとして、自社で利用したいID数と同時に必要なチャネル数を洗い出し、上記の単価を参考に計算してみましょう。 例えば、20IDが必要な場合は、「10IDパック」を2つ契約する、または20ID以上のプランを検討することになります。詳細な料金はNTT東日本・西日本、または販売代理店にお問い合わせください。
初期費用とオプション料金
ひかりクラウドPBXを導入する際には、月額料金に加えて初期費用が発生します。基本的な初期費用は14,300円(税込)からですが、これはあくまで基本的な設定費用です。
NTTにPBXの設定代行を依頼する場合は、別途追加費用がかかります。この設定代行費用は、PBXの複雑さや設定内容によって変動するため、事前に見積もりを取ることが重要です。
また、手持ちのスマートフォンやPCを内線端末として利用する場合は追加費用はかかりませんが、IP電話機をレンタルすることも可能です。IP電話機のレンタル料金は、1台あたり月額935円(税込)が目安となります。
これらの初期費用やオプション料金を考慮し、自社にとって最適な形で導入計画を立てましょう。隠れたコストがないか、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
落としがちな「通話料の課金単位」
ひかりクラウドPBXの通話料は、従来の「3分8.8円」といった3分単位の課金が基本です。しかし、不在や取次など、1分以内の短い通話が多い企業では、この3分課金がコストを押し上げる要因となります。
そこで検討したいのが、実通話分だけを支払う「秒課金」です。弊社が提供する秒課金サービス「ドリームコールスーパー」は、1秒単位の課金体系を採用しており、ひかりクラウドPBXと組み合わせる、あるいは最適なクラウドPBXと連携させることで、通話料を大幅に削減できる可能性があります。
ひかりクラウドPBXのデメリット・注意点
ひかりクラウドPBXは多くのメリットを持つ一方で、導入前に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。ここでは、特に重要な3つのポイントについて解説します。
通話料・発信番号の制限
ひかりクラウドPBXには、携帯電話サービスのような「かけ放題プラン」は存在しません。そのため、通話料は別途発生し、利用状況に応じて月額料金に加算されます。また、基盤となる「ひかり電話」の特性上、一部の特殊な電話番号(例:110番などの緊急通報用番号、0120から始まるフリーダイヤルの一部など)には発信できない場合があります。
光回線契約が必須
ひかりクラウドPBXの利用には、NTTの「フレッツ光」に加え、法人向け音声サービス「ひかり電話オフィスA(エース)」の契約が必須です。現在、家庭用のひかり電話や、他社コラボ回線を利用している場合は、回線の品目変更や契約の切り替えが必要になるため、事前に番号が維持できるか確認が必要です。す。
その他の機能制限
ひかりクラウドPBXは、他のクラウドPBXサービスと比較して、一部の高度な機能が制限されている場合があります。例えば、時間外アナウンスの細かな設定、全通話録音機能、PCのソフトフォンを利用した通話機能などは、標準では提供されていなかったり、別途オプション扱いとなったりするケースがあります。これらの機能が必要な場合は、事前に確認し、自社の要件と照らし合わせることが重要です。
ひかりクラウドPBXと他社クラウドPBXの比較
ひかりクラウドPBXはNTTが提供するサービスとして、その信頼性や安定した通話品質に強みがあります。しかし、市場にはさまざまなクラウドPBXサービスが存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。ここでは、ひかりクラウドPBXと他社クラウドPBX(一般的な傾向)を比較し、自社にとって最適なサービスを選ぶためのポイントを解説します。
| 比較項目 | ひかりクラウドPBX | 他社クラウドPBX(ドリームソリューション提案) |
| 通話料(課金単位) | 3分 8.8円〜(3分単位の課金) | 1秒単位の課金が可能(ドリームコールスーパー連携) |
| 拡張性・機能 | NTT品質の標準機能に特化 | 秒課金によるコスト最適化、AI連携、CRM自動統合 |
| コストメリット | 安定した月額・通話料 | 短時間通話が多い場合、通話料を大幅に削減可能 |
比較からわかるひかりクラウドPBXの強みと他社サービスの魅力
ひかりクラウドPBXの主な強みは、なんといってもNTTブランドが提供する「信頼性」と「安定した通話品質」です。既存のひかり電話を利用している企業にとっては、スムーズな導入が期待できます。必要十分な機能をシンプルな料金体系で利用したい場合に適しています。
一方、他社クラウドPBXの魅力は、多機能性や柔軟な料金プランにあります。例えば、CRM(顧客管理システム)との連携機能、より高度なIVR(自動音声応答)機能、全通話録音機能などを求める場合は、他社サービスが選択肢となるでしょう。また、通話料を気にせず利用したい企業向けに、特定の条件で通話料がかけ放題になるプランを提供しているサービスもあります。
選定のポイントとしては、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 費用対効果: 初期費用、月額料金、通話料を含めたトータルコストで比較する。
- 必要な機能: 自社にとって本当に必要な機能は何かを明確にする。
- 通話品質と安定性: 業務に支障が出ないよう、安定した通話品質を確保できるか。
- サポート体制: 導入後も安心して利用できるサポート体制が整っているか。
これらの点を総合的に比較検討し、自社のビジネスモデルや規模、求める機能レベルに合ったクラウドPBXを選ぶことが重要です。
ひかりクラウドPBXの導入事例
ひかりクラウドPBXは、多種多様な企業で導入され、それぞれの働き方に合わせた柔軟な電話環境を実現しています。ここでは、具体的な導入事例をいくつかご紹介し、どのような課題が解決され、どのような効果が得られたのかを解説します。
事例1:テレワーク移行と電話業務の効率化
あるIT企業では、新型コロナウイルスの影響でテレワークへの移行を余儀なくされました。しかし、従来のビジネスフォンではオフィスにいないと電話対応ができず、顧客からの重要な問い合わせを取りこぼすリスクがありました。そこで「ひかりクラウドPBX」を導入。社員個人のスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、各自のスマホが会社の固定電話番号で発着信できる内線端末に早変わりしました。
導入効果:
- 場所にとらわれない電話対応: テレワーク中でもオフィスと変わらず顧客対応が可能になり、業務効率が大幅に向上しました。
- コスト削減: 新たな電話回線やビジネスフォン機器を導入する必要がなく、初期費用を抑えられました。
- BCP対策の強化: オフィスが利用できない状況でも事業継続が可能となり、災害時などのリスクにも対応できるようになりました。
事例2:多拠点展開企業の通信コスト削減
全国に複数の拠点を展開する小売業のA社では、拠点ごとにビジネスフォンを設置しており、拠点間の通話は外線扱いとなり高額な通話料が発生していました。また、PBXの保守費用も大きな負担となっていました。
「ひかりクラウドPBX」の導入により、全拠点の電話システムを一元化。各拠点の電話機やスマートフォンが内線で繋がり、拠点間の通話が無料になりました。
導入効果:
- 通信コストの大幅削減: 拠点間の通話が内線化されたことで、月々の通話料を大幅に削減できました。
- 管理負担の軽減: 全拠点の電話システムをクラウド上で一元管理できるため、システム管理者の負担が軽減されました。
- 柔軟な増設・移設: 新規店舗の開設や移転の際も、簡単な設定変更で電話環境を構築でき、ビジネスの展開に柔軟に対応できるようになりました。
事例3:スタートアップ企業の迅速な電話環境構築
新しく事業を立ち上げたスタートアップ企業B社は、初期投資を抑えつつ、すぐに電話環境を整えたいと考えていました。従来のビジネスフォン導入では、工事期間や費用がネックでした。
そこで「ひかりクラウドPBX」を選択。既存の光回線を利用し、専用機器の設置が不要なため、短期間で電話環境を構築できました。
導入効果:
- スピーディーな導入: 契約から数日で電話環境が整い、事業開始と同時に顧客対応が可能になりました。
- 初期費用の抑制: 高額なPBX本体や工事費用が不要なため、初期投資を大幅に抑え、他の事業投資に資金を回すことができました。
- 事業規模に応じた拡張性: 今後の社員増加や拠点拡大にも、ID数の追加で柔軟に対応できるため、成長フェーズに合わせた利用が可能です。
これらの事例からもわかるように、ひかりクラウドPBXは、企業の規模や業種、抱える課題に応じて、柔軟かつ効果的なソリューションを提供しています。導入を検討されている企業は、自社の状況と照らし合わせながら、どのようなメリットが得られるかを具体的にイメージしてみてください。
ひかりクラウドPBX導入までの流れ
ひかりクラウドPBXの導入は、NTT東日本・西日本が提供するサービスであるため、一般的なクラウドPBXよりもスムーズに進めやすいという特長があります。ここでは、導入を検討してから利用開始までの一般的な流れを解説します。
- 問い合わせ・相談 まず、NTT東日本・西日本の窓口や、ひかりクラウドPBXを取り扱っている販売代理店に問い合わせをします。この際、自社の現状の電話環境や、ひかりクラウドPBXで解決したい課題、必要な機能などを具体的に伝えることで、最適なプランや構成について相談できます。
- 提案・見積もり 相談内容に基づき、担当者から具体的なサービス構成や料金プランの提案、そして詳細な見積もりが提示されます。この段階で、初期費用や月額費用、利用ID数、オプションサービスなどについて十分に確認し、疑問点があれば解消しておきましょう。
- 契約・申し込み 提案内容と見積もりに納得できたら、契約手続きに進みます。契約時には、必要書類の提出や、サービスの利用規約への同意が必要です。
- 設定・環境構築 契約後、NTT側でひかりクラウドPBXのシステム設定が行われます。利用企業側では、ひかり電話オフィスA(エース)やフレッツ光回線の準備、そしてスマートフォンやPCソフトフォンに専用アプリをインストールするなどの設定作業が必要です。必要に応じて、NTTや販売代理店がサポートを提供してくれます。
- 利用開始 すべての設定が完了すれば、ひかりクラウドPBXの利用を開始できます。導入前にテスト運用を行い、問題なく通話できるか、必要な機能が利用できるかを確認すると良いでしょう。
NTTのサービスであるため、サポート体制も充実しており、初めてクラウドPBXを導入する企業でも安心して進められる点が大きなメリットです。
まとめ:ひかりクラウドPBXはこんな企業におすすめ
NTTの「ひかりクラウドPBX」は、その抜群の安定性とブランド力により、初めてオフィス電話のクラウド化を検討する企業にとって非常に安心感のある選択肢です。しかし、2026年現在のビジネス環境において、コストパフォーマンスを最大化させるためには、単に「クラウドにする」だけでなく、「通話料の課金体系(秒課金)」まで踏み込んだ検討が不可欠です。
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