電話交換機(PBX)メーカー比較!種類・特徴と選び方【2026年】 - 法人の通信費削減・電話料金の見直しの相談は株式会社ドリームソリューションにお任せ

株式会社 ドリームソリューション

2026/01/16
2026/08/07update

コールセンター、オフィス構築

電話交換機(PBX)メーカー比較!種類・特徴と選び方【2026年】

電話交換機(PBX)を選ぶときは、メーカー名や本体価格だけでなく、現行製品の有無、使用中の機種の保守期限、必要な内線数、スマートフォン対応、導入後の保守窓口まで確認することが大切です。

結論からいうと、日立とNECは現在も公式サイトでPBX・ビジネスフォンの現行製品を案内しており、完全撤退とはいえません。一方、パナソニックのビジネスフォンとIP-PBXは生産終了製品として案内され、国内のビジネスフォン・PBX・VB品番端末の修理サービスも2025年3月末で終了しています。

現在のPBXが保守対象で、必要な機能を満たしている場合は、継続利用も選択肢になります。交換時期は、保守期限や故障状況、今後必要になる機能を踏まえて判断します。保守が終了している、交換部品を入手しにくい、テレワークや拠点追加に対応できない場合は、現行製品への更新かクラウドPBXへの移行を検討しましょう。

この記事では、主要メーカーの現行製品と販売・保守状況、オンプレミスPBXとクラウドPBXの違い、入れ替え時に確認する項目を解説します。

使用中のPBXを更新するか迷っている方へ

株式会社ドリームソリューションでは、主装置の型番、保守期限、電話番号、内線数、接続機器を確認し、現行製品への更新とクラウドPBXへの移行を比較します。

日立・パナソニック・NECの状況【2026年7月時点】

企業 現在の状況
日立 ビジネスフォン「integral X」を案内中。PBX・ビジネスフォン関連から完全撤退したとはいえない。
パナソニック ビジネスフォン・IP-PBXは生産終了製品として案内。国内のビジネスフォン・PBX・VB品番端末の修理サービスは2025年3月末で終了。IP OFFICEは別窓口へ問い合わせ。
NEC 最新の「UNIVERGE Aspire 6」や大規模向け「UNIVERGE SV9700」などを展開中。

PBXとビジネスフォンの違い

PBXは、外線と内線、内線同士の接続を管理する電話交換機の総称です。中小規模のオフィス向け製品は「ビジネスフォン」や「主装置」と呼ばれることが多く、大規模オフィス向けではIP-PBXなどの名称が使われます。

本記事では、「PBXメーカー」「電話交換機メーカー」として検索される、中小規模向けのビジネスフォン主装置と大規模向けIP-PBXをまとめて比較します。製品によって収容できる電話機台数や同時通話数が大きく異なるため、同じ基準で価格だけを比べないようにしましょう。

日立・パナソニック・NECはPBXから撤退した?

使用中の機器を今後も修理できるか、更新が必要かを判断するには、メーカー全体の事業状況と、個別機種の販売・保守状況を分けて確認する必要があります。

日立はPBXから完全撤退したとはいえない

日立情報通信エンジニアリングは、現在もビジネスフォン「integral X」を公式サイトで案内しています。スマートフォンを利用した発着信や業務システムとの連携にも対応しているため、日立がPBX・ビジネスフォン関連から完全に撤退したという説明は正確ではありません。

ただし、過去に販売されたすべての製品が保守対象とは限りません。旧機種を使用している場合は、主装置の型番と保守契約を確認し、修理受付や部品供給の状況を販売店に確認しましょう。

公式情報:日立「integral X」製品情報(外部サイト)

パナソニックはビジネスフォン・PBXの生産・修理を終了

パナソニック コネクトの公式サポートページでは、ビジネスフォンとIP-PBXが生産終了製品として案内されています。また、国内のビジネスフォン、PBX、VB品番端末の修理サービスも2025年3月末で終了しています。

IP OFFICEシリーズは別の問い合わせ窓口が案内されています。パナソニック製品を使用中の場合は、主装置と電話機の型番を確認し、故障前に後継システムへの移行計画を立てましょう。

公式情報:Panasonic「ビジネスホン/PBX サポート」(外部サイト)

NECは現在もUNIVERGEを展開している

NECプラットフォームズは、オフィス向けの最新機種「UNIVERGE Aspire 6」と、大規模オフィスやコンタクトセンター向けの「UNIVERGE SV9700」などを案内しています。スマートフォンやパソコン用クライアントも用意されているため、NECがPBX関連事業から撤退したとはいえません。

既存のUNIVERGE製品を使用している場合は、シリーズ名だけでなく機種名と保守期限を確認し、現行機への更新やクラウドサービスへの移行・併用を検討します。

公式情報:NECプラットフォームズ「キーテレフォン/IP-PBX」(外部サイト)

主要な電話交換機(PBX)メーカー・提供会社を比較

現在の製品ラインアップと自社の利用規模を照らし合わせるため、国内で利用されている主なメーカー・提供会社をまとめました。パナソニックは新規導入向けの現行製品ではなく、既存ユーザーが入れ替えを検討する際の参考として掲載しています。

メーカー・提供会社 主な製品・状況 主な対応規模(目安) 特徴・向いている利用
NTT SmartNetcommunity αZXⅡ type S/M/L 小規模〜大規模 回線・機器・工事・保守をまとめて相談したい会社
NEC UNIVERGE Aspire 6/SV9700 小・中規模〜大規模 既存NEC資産、スマホ・PC、コンタクトセンター連携を重視
SAXA PLATIAⅢ 小規模〜大規模 スマホ内線、複数拠点、録音・IVR、業種向け連携
日立 integral X 小規模〜中・大規模(Type・構成による) 外出先での会社番号利用や業務システム連携
NAKAYO NYC-X 小・中規模 テレワーク、録音、簡易IVR、ホテルなど業種向け機能
IWATSU Frespec III/Frespec-s 小規模〜大規模 スマホ・PC連携、複数拠点、医療・工場向けコードレス
OKI CrosCore3/DISCOVERY neo2/SS9100 小・中規模〜大規模 ビジネスフォンから大規模PBXまで同一メーカーで比較
パナソニック ビジネスフォン・IP-PBXは生産終了 ―(新規導入向け製品なし) 保守終了機器から現行システムへの入れ替えを検討

※対応規模は目安です。接続可能な端末数、外線・内線ポート数、同時通話数、増設ユニットなどのシステム構成によって異なります。導入時は各製品の仕様と見積もりをご確認ください。

NTT

NTT東日本の「SmartNetcommunity αZXⅡ」は、type S/Mが小・中規模、type Lが大規模オフィス向けに案内されています。接続できる電話機の台数は、端末の種類、外線・内線ポート数、同時通話数、増設ユニットなどのシステム構成によって異なります。NTT西日本も法人向けビジネスフォンの導入と保守を案内しています。

電話回線、機器、工事、導入後の保守を同じ窓口で相談できる点が特徴です。地域と必要台数に合わせて、東日本・西日本の窓口を確認してください。

公式情報:NTT東日本「αZXⅡ type S/M」(外部サイト)

公式情報:NTT東日本「αZXⅡ type L」(外部サイト)

公式情報:NTT西日本「ビジネスフォン」(外部サイト)

NEC

「UNIVERGE Aspire 6」はオフィス向けビジネスフォンの最新機種で、「UNIVERGE SV9700」は大規模オフィスやコンタクトセンター向けのIP-PBXです。スマートフォン用のST500やパソコン用のSoft Client SP350なども案内されています。

既存のNEC製品を活用する場合や、将来のシステム拡張を想定している場合の比較候補になります。

公式情報:NECプラットフォームズ「キーテレフォン/IP-PBX」(外部サイト)

SAXA(サクサ)

「PLATIAⅢ」は、スマートフォン内線、複数拠点の内線化、通話録音、IVR、迷惑電話対策などに対応しています。Standard、Professional、Ultimateが用意され、小規模オフィスから大規模構成まで選択できます。

従来型の電話機を使いながらスマートフォンや複数拠点への対応を追加したい場合に検討できます。病院などでコードレスやナースコール連携が必要な場合も比較対象になります。

公式情報:SAXA「PLATIAⅢ」(外部サイト)

日立

「integral X」は、オフィスの電話機に加え、スマートフォンを使った社内外での発着信や業務システムとの連携を想定したビジネスフォンです。日立製の旧機種を使用している場合は、現行製品の候補として比較できます。既存の電話機や配線を再利用できるかは、販売店への確認が必要です。

公式情報:日立「integral X」(外部サイト)

NAKAYO(ナカヨ)

「NYC-X」は、内線・外線の基本機能に加え、スマートフォン利用、通話録音、簡易IVR、サテライトオフィスへの対応などを備えています。ホテル向けテレフォニーシステムなど、業種別の製品も展開しています。

小・中規模オフィスで必要な電話機能をまとめたい場合に加え、ホテルなど業種固有の運用にも対応しています。

公式情報:NAKAYO「NYC-X」(外部サイト)

IWATSU(岩崎通信機)

「Frespec III」は中・大規模オフィス向け、「Frespec-s」は小規模オフィス向けのビジネスフォンです。スマートフォンやパソコンを会社番号の発着信に使えるほか、複数拠点のIP化、医療・工場向けコードレスシステムにも対応しています。

小規模向けから中・大規模向けまで製品があり、移動の多い現場でコードレス端末を利用する場合にも比較できます。

公式情報:IWATSU「Frespec III」(外部サイト)

OKI

OKIは、中小規模向けのビジネスフォン「CrosCore3」に加え、大規模オフィス向けの「DISCOVERY neo2」や「SS9100」、ソフトフォンを案内しています。スマートフォン内線やテレワークにも対応できます。

OKI内で、小規模向けのビジネスフォンから大規模PBXまで比較できます。

公式情報:OKI「ビジネスホン/PBX」(外部サイト)

Panasonic(パナソニック)

パナソニックのビジネスフォンとIP-PBXは生産終了製品として案内されており、国内のビジネスフォン・PBX・VB品番端末の修理サービスも2025年3月末で終了しています。新規導入先としてではなく、既存製品からの入れ替え判断に必要な情報として確認しましょう。

IP OFFICEシリーズについては別窓口が案内されています。該当シリーズを使用している場合は、公式サポートから問い合わせ先を確認してください。

公式情報:Panasonic「ビジネスホン/PBX サポート」(外部サイト)

PBXメーカーを選ぶ前にオンプレミス型とクラウド型を決める

PBXを入れ替えるときは、同じ種類の主装置へ更新する方法と、クラウドPBXへ移行する方法があります。どちらがよいかは、既存設備との接続、利用場所、将来の増減によって変わります。

比較項目 オンプレミスPBX クラウドPBX
設置方法 社内に主装置やサーバーを設置 事業者のクラウド環境を利用
主な費用 機器購入、工事、保守費 初期設定、月額料、通話料
設定変更 販売店や保守業者の作業が必要な場合がある 管理画面または事業者への依頼で変更
増設 主装置の容量や配線に左右される 契約追加で対応できる場合が多い
社外利用 追加機器や設定が必要な場合がある スマホ・PC対応サービスが多い
向いている会社 特殊設備との連携や個別設計を重視 移転、拠点追加、テレワークを重視

オンプレミスPBXが向いている会社

・ナースコール、放送設備、ドアホンなど特殊な設備と連携している

・大規模な内線構成や個別の着信ルールが必要

・既存の配線や電話機を再利用できる見込みがある

・自社環境に合わせた個別設計を重視する

クラウドPBXが向いている会社

・使用中の主装置が老朽化している、または保守が終了している

・オフィス移転や拠点追加の予定がある

・在宅勤務や外出先から会社番号で発着信したい

・利用人数の増減に合わせて契約を変更したい

クラウドPBXでも、電話番号の利用条件、インターネット回線、端末管理、障害時の連絡方法は確認が必要です。機器を社内に置かないことと、運用管理が不要になることは同じではありません。

クラウドPBXとビジネスフォンの違いを詳しく見る >

メーカー変更とクラウド移行を比較したい方へ

使用中のPBX、電話番号、内線数、同時通話数、接続機器を確認し、現行製品への更新とDream Cloud PBXへの移行を比較します。

電話交換機メーカーを選ぶ5つの基準

1. 現行製品の有無と保守期間

新しい製品を導入しても、短期間で販売や保守が終了すると、修理や増設が難しくなります。現行製品かどうかに加え、修理受付期間、部品供給期間、保守契約の窓口を確認します。

2. 利用人数・内線数・同時通話数

電話機台数だけでなく、繁忙時間帯に何人が同時に外線通話をするかを確認します。将来の採用や拠点追加を見込み、内線数と同時通話数を増やせる構成を選びます。

3. スマートフォン・パソコン・複数拠点への対応

在宅勤務や外出先で会社番号を使う場合は、利用できる場所、発着信方式、追加ライセンスを確認します。複数拠点がある会社では、拠点間の内線通話や代表番号への着信振り分けも比較します。

4. 初期費用・保守費用・通話料

主装置と電話機の価格だけでなく、工事費、回線費、ライセンス料、保守費、設定変更費、通話料を含めて比較します。通話料は課金単位によって変わるため、実際の通話件数と平均通話時間を使って試算します。

現在の利用状況から通話料金を確認する >

5. 障害時のサポートと復旧体制

故障受付の時間、現地訪問の範囲、代替機の有無、設定変更の窓口を確認します。障害時にメーカー、回線事業者、販売店のどこへ連絡するかを導入前に決めておくと、復旧までの混乱を減らせます。

PBXの入れ替えを検討するタイミング

故障後に入れ替えを始めると、電話番号の手続きや工事日程が間に合わず、電話を使えない期間が生じるおそれがあります。次の状況がある場合は、早めに現状調査を始めましょう。

・使用中の機種が販売終了または保守終了になった

・故障や通話の不具合が増えている

・交換部品や同型の電話機を入手しにくい

・リース契約や保守契約の満了が近い

・オフィス移転、改装、拠点追加を予定している

・テレワークやスマートフォン対応が必要になった

・内線数や同時通話数が不足している

販売・保守終了とオフィス移転が重なる場合は、既存設備の移設費用と新システムへの切り替え費用を同時に比較します。

PBXを入れ替える前に確認すること

見積もりを依頼する前に現在の電話環境を整理すると、必要な構成と費用を確認しやすくなります。

確認項目 確認する内容
メーカー・型番 主装置、電話機、コードレス機器の型番
導入時期 導入年、リース満了日、更新履歴
販売・保守状況 販売終了、修理受付、部品供給、保守契約の期限
電話番号 代表番号、フリーダイヤル、FAX番号、番号を取得した事業者
利用規模 電話機台数、内線数、同時通話数、部署・拠点ごとの人数
接続機器 FAX、ドアホン、ナースコール、放送設備、録音装置
外部システム CTI、CRM、受付システムなどとの連携
工事条件 電話を止められる時間、配線・ネットワーク工事の可否

型番が分からない場合は、主装置と電話機のラベルを撮影します。電話番号が記載された請求書、保守契約書、リース契約書も用意しておくと、調査が進みやすくなります。

電話交換機(PBX)メーカーに関するよくある質問

パナソニックのVB-F050は修理できますか?

VB-F050は、ビジネスフォン「ラ・ルリエ」の主装置で、公式サイトに記載された販売期間は2006年から2014年です。パナソニックのビジネスフォン・PBX・VB品番端末の修理サービスは2025年3月末で終了しているため、現在使用している場合は後継システムへの入れ替えを検討してください。

PBXの型番はどこを見れば分かりますか?

主装置の正面、側面、背面に貼られたラベルを確認します。電話機の型番だけでは主装置を特定できない場合があるため、主装置と電話機の両方を撮影してください。保守契約書やリース契約書にも型番が記載されていることがあります。

既存の電話機や配線を再利用できますか?

同じメーカーの後継機でも、主装置と電話機の組み合わせによって再利用できない場合があります。配線も、アナログ・デジタル・IPの方式や劣化状態によって判断が変わります。再利用を前提にせず、現地調査で確認しましょう。

保守終了後も故障するまで使い続けてよいですか?

使用できる状態でも、故障時に修理部品や代替機を確保できない可能性があります。電話が止まった際の影響が大きい会社では、保守終了を把握した段階で入れ替え時期と予算を決めておく方が安全です。

現在の電話番号を引き継げますか?

引き継ぎの可否は、電話番号の種類、番号を取得した事業者、利用地域、移転の有無、導入するサービスによって異なります。契約前に代表番号、フリーダイヤル、FAX番号を一覧にして確認します。

PBXの入れ替えにはどのくらいの期間がかかりますか?

電話機台数、拠点数、番号の手続き、配線工事、接続機器によって異なります。現状調査、設計、見積もり、番号手続き、工事、動作確認の順に進むため、保守終了や移転の直前ではなく、余裕を持って相談してください。

まとめ|撤退情報だけでなく現行製品と保守状況を確認しよう

日立とNECは現在もPBX・ビジネスフォンの現行製品を展開しており、完全撤退とはいえません。パナソニックのビジネスフォンとIP-PBXは生産終了製品として案内され、国内のビジネスフォン・PBX・VB品番端末の修理サービスも2025年3月末で終了しています。

PBXの更新先は、メーカー名だけで決めるのではなく、利用人数、同時通話数、接続機器、スマートフォン・複数拠点への対応、保守窓口、総費用を比較して選びます。

使用中の機種が保守終了している、故障が増えている、移転やテレワークへの対応が必要な場合は、故障する前に現行PBXへの更新とクラウドPBXへの移行を比較しましょう。

PBXのメーカー選びから入れ替えまでご相談ください

株式会社ドリームソリューションでは、現在のPBXや電話回線を確認し、オンプレミスPBXの更新とクラウドPBXへの移行を比較します。「使用中の機種をいつまで使えるか分からない」「電話番号を変えずに移行したい」といった段階からご相談いただけます。