2017/11/14
法人・企業のお客様導入事例
お客様事例：通信回線販売会社さま
「○○ネットを利用しませんか」「△△ならインターネット回線が安いですよ」といった通信回線の販売は、電話営業の歴史が比較的古く、またとても競合が多い業界です。
たまたまお客様が必要としていた、変更を検討していたという場合以外は、「通信回線の営業だ」というだけで切られてしまうことが多いです。
そんな通信回線販売会社さまからのご相談を受け、弊社が実施した事例をご紹介します。
【お客様の抱えていた問題点】
■ものの数秒の通話が圧倒的
冒頭に申し上げたように、まずかけても会話する間もなく電話を切られてしまうことがほとんどなので、架電のほとんどがものの数秒で終話していました。
また、留守番電話で終わってしまうことが多いのも特徴です。営業電話を嫌う方は特定の番号以外は受けない場合が多いので、在宅していても留守番電話になってしまいます。
■全国への発信が多い
お客様先へのご訪問が必須な商材では比較的に距離が近いエリア=市内（区内）の通話が多かったりしますが、通信回線はその商材の性格上、訪問の必要がありません。
ですので全国へ通話します。
このお客様の場合は、なんと98％を市内（区内）以外の地域への通話が占めていました。
【コンサルティングと弊社からのご提案】
コンサルティングの時点でお客様の通話状況をより詳細にお聞きしたところ、実に8割が1分以内の通話でした。
この時、お客様が選択されていた通話プランは全国一律3分課金。つまり8割以上が1分も通話できていないのに、3分通話したのと同等の金額をお支払いになっていました。
この3分課金形態はある程度の長い通話を想定されていて、以下のような特徴があります。
- 一回の通話が長いほうが、時間当たりの通話料金が割安になる仕組みになっている
- 全国どこにかけても、通話秒数によらず料金は一律
なので法人様でいうと、発信先がよく電話をする既存取引先や支店だとNTT標準料金より安いというメリットがあります。
しかし、これが営業電話が多い企業様になると、極端な話、
- 6分（360秒）の通話を2回 → 16円×2回＝32円
- 10秒の通話を4回 → 8円×4回＝32円
このように、通話時間にすると720秒と20秒！実に36分の1しか通話してないのに、同じ金額ということになります。
このような全国一律の一般的なプランは基本的には個人様のメリット（例えば遠方の親戚・知人とのお電話等、ある程度長い電話が前提でのメリットがでるプラン）になりますので、短い通話の電話はかければかけるほど、使っていない分も必ず料金をとられてしまう、営業電話やテレアポには不利な仕組みのプランなのです。
ちなみに、全国一律の料金プランの選択にもメリットがない訳ではなく、
通話料金の基本的な仕組みとしては、発信する地域が遠くなれば遠くなるほど1回あたりの通話料金は高額になりますが、この点でいうと全国一律プランのほうがお安くご利用できます。具体的にNTT東日本の2017年10月時点の料金で比較しますと
- 区域内（市内通話）：3分8.5円（深夜を除く）
- 60km超え（市外・県外）：45秒10円
と市内通話と市外・県外通話でもすでに大きな開きがあるのですが、全国一律3分8円ですと、市内通話でも3分あたり0.5円お安く使えます。かつ、市外・県外の60km超えの場合は
- 1分20円（46秒~90秒までは20円）
- 2分30円（91秒から135秒までは30円）→1分換算で15円
と、なりますが、これがシンプルに3分8円なります。ただし、前述の通り、短い通話に対しても必ず8円かかるので、今回のお客様についてのコストメリットとしては非常に微々たるものでありました。
そこで弊社は、距離が変わっても料金が変わらず、そのままメリットとして残し、これを3分課金ではなく、使った分だけの秒単位で課金される「秒課金サービス」をご提案、導入して頂きました。
【導入後の結果】
98％が市内通話以外、そして80％が1分以内というこのお客様の通信費の削減は、
- それまでの月額通信費：約26万円
- 導入後の月額通信費：約3万9千円（85％減）
- 年間の削減費：約265万2千円
と大規模に削減して頂けることができ、「通信費は下がると思っていたけど、こんなに減らせるとは思っていなかった！」とお喜び頂けました。
また「通話料金のプランを確認することが経費の節減にとても重要なことがわかった」とのお言葉も頂き、非常に嬉しいコストダウンの事例となりました。
お客様の経営、会社運営のお役に立てることが、私たちのビジネスの推進力となっておりますので、お喜びの声をお聞きするのが一番嬉しい瞬間です。
通信料のコスト削減ならぜひご相談下さい。
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