2018/02/21
IP電話サービス
法人契約の携帯電話、コストダウン!IP電話を検討しよう(2)
前回は、法人契約の携帯電話をIP電話に変えることによって、通信費の削減ができるという話をさせていただきました。
今回はもう一歩踏み込んで、メリットとデメリットをご説明いたします。
IP電話は固定回線を使わないので、携帯電話でも同じ番号が使えます!
▼まずは前編をお読みください。
法人契約の携帯電話、コストダウン!IP電話を検討しよう(1)
【IP電話の本領発揮!社内連絡】
外出しがちな営業マンが電話するのはお客様ばかりではありません。自分の会社に電話するのも携帯電話からとなり、言うまでもなく通話料がかかります。
そしてこれも通信費の一部となるわけですが、IP電話はここでそのメリットを発揮するのです。
■「内線」電話は無料!ということは…
IP-PBXでは、同じ内線グループ同士での通話は無料で利用できます。
内線というとどうしても固定電話というイメージがありますよね。でも、IP電話はインターネット網を利用しています。
つまり、固定回線の縛りがないので、移動端末でも同じ番号を利用し内線として割り当てることができるのです。
例えば、社内にIP電話機を1台設置(仮に内線100)して、個人の携帯にはアプリをインストール(こちらを内線101)という状態にすれば、内線番号をダイヤルすることで通話が成立しますので、通話料は無料となります。
もちろん他の携帯を内線102、103…というように割り当てれば、イラストのように台数を増やすことができます。
これにより会社間のやり取りや従業員同士の通話が無料となりますので、大幅な経費削減が期待できます。
■「0120」や「050」の番号を割り当てられる!
また、通常の携帯電話とは違い、050番号や0120番号といった電話番号を割り付けることができます。
そのため、外出時に携帯から電話しても、会社の電話からかけているようなバーチャルオフィスのような使い方もできます。
さらに、先ほどの内線通話無料を活用して、「社内で受けた電話をそのまま担当社員の携帯に転送、そのまま通話させる」というようなことも可能になります。
この場合の転送料金もIP電話であれば無料となります。
通話料金を大幅に削減できる上に、固定電話のように利用できる。IP電話には様々なメリットがあるのです。
■端末管理の手間も少ない
紛失した場合や退職時の返却漏れが起こった場合も、発行されたID情報自体を解約すれば、設定した端末での利用はできなくなります。
このように比較的管理が楽にできる点も、IP電話のメリットと言えるでしょう。
【IP電話の注意点】
もちろん、IP電話はメリットだけでなく注意すべきデメリットもあります。
■インターネット回線利用によるデメリット
IP電話はインターネット回線が必要ですので、インターネットが通っていない場所では通話することができません。
スマートフォンアプリでの利用の場合、例えば3G環境でも利用自体は可能ですが音質が劣化するなどの可能性があり、外出先でもWi-Fi環境を利用することが推奨されています。
そのため、
- 急ぎの電話がかかってくる可能性が高い方
- 一日中外出している営業の方
- インターネットが繋がらない場所でお仕事されている方
などは、IP電話ではない一般的な電話を活用されたほうが良いでしょう。
逆に言えば、上記に該当しないのであれば「本当に必要か?」という観点から、利用状況を整理していくことも経費の見直しとして有効です。
携帯電話が欠かせなくなり当たり前の存在になっているからこそ、「もしかしたら不要かもしれない」という視点を持つだけで、かなりの経費削減を実現できる可能性が高いということです。
ドリームソリューションでは各社様の通信方法や費用、状況をコンサルティングし、それぞれに適切なプランをご提案しております。
通信費はもちろんのこと、それにかかる機器や人件費などのコストも検証し、最適化させて頂いております。
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